「ビーチバレーって、ビーチでやるバレーボールでしょ?」と思っている方が大勢いるかと思います。バレーボールから始まったスポーツなので間違いではありませんが、実はルールや道具、会場の雰囲気に至るまで、ビーチバレーボールにしかない魅力やルールがたくさんあるんです!今回は、周囲の人にも教えたくなる、バレーボールとの違いをご紹介します。

人数だけじゃない!プレール―ルの違い

まずビーチバレーボールは2人制、バレーボールは主に6人制と、チーム人数の違いは大きなポイント。人数が少ないからこそ、同じチームのパートナーとの息の合った連携プレーが大切になってきます。ここでは魅力あふれるプレーを引き出す、ルールの違いをご説明します。

配置も作戦のうち!技術力が求められるポジション

バレーボールでは、守備専門のリベロ、セッター、スパイカーなど、選手の得意分野に合わせてポジションがあり、ローテーションで配置が入れ替わります。ビーチバレーボールはポジションも、配置も自由。2人の選手それぞれがオールラウンドプレイヤーとして攻撃と守備の両方を行うため、好きな選手のいろいろなプレーが楽しめます。

ブロックのワンタッチをも見逃せない!

ビーチバレーボールも、バレーボールも、3回以内のタッチで相手コートにボールを返さなければいけないのは同じです。しかし、ビーチバレーボールはブロックタッチも1回と数え、バレーボールでは数えません。3回しかチャンスがない中で、この1回のカウントは大きな差。ブロックをするかしないかの選択が、勝敗をも左右するポイントになることも。

頼れるのは2人だけ!最高のチームワーク

戦略に合わせて選手交代をして…とバレーボールではよく見る光景ですが、ビーチバレーボールには控え選手がいないので、交代はできません。さらに、タイムアウト中などでも、コーチやスタッフからアドバイスをもらうことも禁止されています。試合中は、パートナーと2人だけで勝利を目指します。プレーから垣間見える絶対的な信頼感や、自分の意識をコントロールする集中力は、見ているだけで鳥肌モノです!

コートや道具もビーチバレーボールならでは!

大きな違いは「環境」「コートサイズ」「ボール」の3つ。ネットの高さはどちらも同じで、男子が2.43m、女子が2.24mとなっています。足をとられる砂地で、裸足でジャンプしている分、ビーチバレーボールではより大きな壁に感じますね。

自然の厳しさも味方に!? 環境で変化する頭脳プレー

屋外と室内の違いは、プレーや作戦にも大きな違いを生み出します。砂地は動きづらく、スピードやジャンプに負荷がかかってしまいますが、砂を巻き上げてのスライディングなど、ダイナミックなプレーの連続はとても魅力的。さらに、屋外は日差しや風、砂質が大きく影響します。定期的なコートチェンジがあるので、環境に合わせた戦術を組み立てる必要があります。その時、その瞬間の環境に合わせた頭脳プレーも見どころです。

運動量は歴然!2人だけで守るコートサイズ

ビーチバレーボールのコートサイズは16m×8m、バレーボールは18m×9mなので、少しビーチバレーボールが小さくなっています。しかし、プレーする人数が違うため、1人でカバーしなければならない守備範囲は、ビーチバレーボールの方がかなり広くなってきます。コートを縦横無尽に動き回る選手の姿に、目が離せません!

白熱のラリーを生むボールの秘密

ボールの大きさはほぼ同じですが、ビーチバレーボールでは171 hPa~221 hPa、バレーボールは294.30hPa~318.82hPaと、ビーチバレーボールの方が、30%ほど内気圧の低いボールを使っています。内気圧が高いほどボールに伝わるパワーが強くなり、ボールのスピードが増すのですが、砂地で行うビーチバレーボールでは、あまりに早すぎるとラリーになりません。そこでボールの内気圧を調整して、ボールのスピードを緩めています(とはいえ、観客側から見ると十分早いですけど)。小さな工夫で、ラリーやギリギリの攻防戦を演出に一役買っているんですね。

選手も観客も一体になって楽しめる!

競技規則によって、コートのサイズや状態、使用する道具は細かく決まっています。ここでは、そのルールを紹介します。

好きな選手をずっと応援できる、選手寿命の長さ

「インドアのバレーボール選手がビーチバレーボールに転向」という話題をよく耳にしますが、一般的にバレーボールよりもビーチバレーボールの方が選手寿命は長いといわれています。日本・世界でも40代でトッププレイヤーとして活躍する人や、バレーボールからビーチバレーボール転向後に10年以上のキャリアを重ねる人もいるほどです。転向する理由は人それぞれですが、身長やパワーだけではなく、環境に合わせた戦術やプレー、経験で勝負ができるところが魅力という意見もあります。選手が楽しんでいるプレーを見られるのは、私たちにとってもうれしいですよね。

まるでフェス会場!? 陽気で開放的なビーチバレー応援

会場の雰囲気は、もちろんどちらも応援で大盛り上がり!会場一体となって喜んだり、拍手したりするのはスポーツ観戦の醍醐味です。中でもビーチバレーボールでは、会場にDJがいて試合中でも音楽をかけたり、観客と一緒に盛り上げたりと、スポーツ観戦と音楽フェスを同時に体験できる楽しみも。さらに、会場によってはお酒を飲みながら観戦できる大会もあるので、屋外ならではの開放的な雰囲気を満喫しちゃいましょう!

緊張も喜びも共感できる、選手との距離の近さ

大相撲では、土俵に一番近い客席を「砂かぶり席」と言いますよね。ビーチバレーボールもまさに同じ。コートと客席の距離がとても近く、選手同士の会話が聞こえたり、息づかいを感じたりできるほど。さらに、試合後の選手と一緒に写真を撮ってもらい、表彰台に向かう選手とお客さんがハイタッチするなど、物理的な距離感だけでなく、ココロの距離感も近づきそうです。

まとめ

同じバレーボールでも、意外と違いがたくさんありますよね。ビーチバレーボールは、4月の沖縄大会を皮切りに、国内最高峰の競技大会「ジャパンビーチバレーボールツアー」を開催中!9月末に大阪で開催するファイナルまで、全国各地で試合が行われています。さらに7月にはワールドツアーの東京大会があり、世界のトップ選手が日本にやってきます。ぜひ会場に足を運んで、ビーチバレーボールの魅力を体感してください!

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